 |
 |
 |
|
 |
乳歯の生える時期を教えてください |

|
乳歯の生え変わる時期を教えてください |

|
むし歯の影響を教えてください |
・発育への影響があります。むし歯が痛むと食欲が落ちます。特に育ち盛りの時期に、むし歯の多い子供と少ない子供では発育の差が顕著に出てきます。
・むし歯が原因の微熱が続いたり、リンパ腺が腫れて体のあちこちに炎症を起こしたりすることがあります。
・むし歯がひどかったり、歯並びが悪かったりすると、正しい発音で話すことが困難になり、人前に出ても引け目を感じ、内向的な性格になることがあります。
・乳歯にむし歯があると永久歯との生え替わりがうまくいかず、歯並びが悪くなることがあり ます。歯並びが悪くなるとかみ合わせが悪くなり、あごの発達や顔の輪郭形成に悪影響を及ぼします。 |

|
むし歯を放置すると |
人の歯は一生に一度だけ生え替わります。乳歯は生え替わるからといっておろそかにしてはいけません。
永久歯に生え替わるまでの重要な役割があります。あごの発達、顔の輪郭の形成、身体の発育、永久歯の歯並びなどに影響します。
乳歯のむし歯は永久歯の歯並びを悪くします。また、かみ合わせが悪くなる(不正咬合)原因にもなります。
このように、乳歯と永久歯は密接な関わりがあります。乳歯のむし歯を放っておくと、永久歯に悪い影響が出てこの先ずっと歯のことで苦しむことになりかねませんので早めの治療を心がけてください。 |

|
子供の歯みがきについて教えてください |
●上の歯が生え始めたら
水を含ませたガーゼや脱脂綿などを指先に巻き付けて、歯の表面の汚れをやさしく拭きとってください。
このころは手にしたものを何でも口に入れたがるので、歯ブラシを遊びの中にとり入れ、歯ブラシに慣れさせましょう。
また、お母さんは口の中を見る習慣を付けましょう。
●1歳になったら
少なくとも、朝と晩の2回くらいは小さなやわらかい歯ブラシを使って、やさしく歯面の汚れをとってあげましょう。
●1歳6か月〜2歳ごろ
自我がだいぶ強くなり、一人で歯みがきをしたがります。不十分ですから必ず後で見てあげましょう。
歯ブラシは子供の口の大きさにあったものを選んでください。
●3歳を過ぎたら
不十分ながら一人でみがけるようになります。しっかりみがけるよう訓練をはじめましょう。
乳歯のむし歯が急増する時期ですので、必ずお母さんが仕上げみがきを行ってください。
みがいた後は忘れずにほめてあげましょう。 |

|
上手な仕上げみがきを教えてください |
・お子さんをあお向けに寝かせ、頭をひざに乗せます。
・上下のくちびるを開き、よく歯が見えるようにします。
・楽しく、やさしく、みがきます。
・特に、歯と歯ぐきのさかいめ、歯と歯の間、歯のかみ合う溝の中に、汚れがたまりやすくなっています。
・歯ブラシは、ヘッドが小さく、毛先の短めのものを選びます。
・みがく順番を決め、みがき残しのないようにします。 |

|
6歳臼歯について教えてください |
永久歯の第1大臼歯のことを一般的に6歳臼歯といいます。この6歳臼歯は永久歯の中で最も早く生えてくる歯で、6歳くらいに生えてくるのでこのように呼ばれています。
6歳臼歯は永久歯の中で一番始めに生えてきて、上と下の歯のかみ合わせを決定します。6歳臼歯が正しい場所に生えてこないと、次に生えてくる歯の歯並び、顔の形、かみ合わせに悪い影響を及ぼします。
乳歯の1番奥のさらに奥に生えてくるので歯ブラシが届きづらくなります。そのため、みがき残しが多くなります。また、生え始めの時期はエナメル質もやわらかく、酸にとても弱い状態なのでむし歯になりやすくなります。 |

|
フッ素について教えてください |
●フッ素のはたらき
歯とフッ素はどのような関わりがあるのでしょうか。
人の歯の表面は、エナメル質でおおわれています。エナメル質は人体の中でもっともかたいところですが、むし歯になると溶けてしまいます。
フッ素はこのエナメル質(ハイドロキシアパタイト)にとり込まれるとフルオロアパタイトというむし歯に強い(溶けにくい)物質に変えることができます。
また、成熟していない形成期の歯に対しては、より結晶性の高いハイドロキシアパタイトを生成して強い歯をつくります。
ほかにも自然治癒が可能な初期のむし歯の場合、フッ素を塗ることで治癒を助けることができます。
●フッ素の安全性
私たちはフッ素を食べ物や飲物などから自然に少しずつ体内にとり込んでいます。
フッ素は特別な薬品ではありませんので、大量に使用しなければ体に悪影響を及ぼしません。 |

|
フッ素塗布について教えてください |
フッ素はむし歯に強い歯をつくる性質を持っています。このフッ素を定期的に歯に塗ることで歯質を強化します。歯に直接フッ素を塗るので、市販の歯磨剤よりも効率的にとり込むことができます。
1. 歯をきれいに磨いた後、エアーを吹き付けて歯の表面を乾燥させます。
2. 脱脂綿などにフッ素入りの薬剤をしみこませ、歯に塗ります。
3. フッ素を歯に塗った後は30分ほどうがいや飲食をさけます。
上の1〜3を2週間の内に3〜4回行います。これを年に2〜3回実施します。このほかにもフッ素の洗口法(うがい)やイオン導入法などがあります。 |

|
フッ素塗布後の注意 |
フッ素塗布は、歯をむし歯になりにくくするためのものです。但し、フッ素塗布を行ったからといってむし歯にならないとは限りません。フッ素は、予防処置の一つであることを忘れないでください。安心して油断してしまうことが怖いのです。
また、フッ素塗布後は、次のことに注意してください。
・塗布後、最低20分間は、うがいや飲食をひかえてください。
・年に3、4回定期的にフッ素塗布を行うようにしましょう。
・歯ブラシなどによるブラッシングケアーを忘れずにしましょう!! |

|
早くに乳歯を喪失した時に、永久歯の歯並びに影響はありますか |
永久歯の出てくる部分が不足すると、永久歯の歯並びに影響が出ます。そのため、次のような装置で、永久歯分のスペースを確保する必要があります。
●保隙装置とは…
乳歯を早い内に喪失した場合、隣の歯やかみ合わせの歯は傾斜したり移動したりすることがあります。これらを防ぎ、次に生えてくる歯のスペースを確保するために使う装置です。
●ループ
抜けてしまった歯の隙間を、両隣の歯で確保します(太いワイヤーで支えます)。
確保された隙間から永久歯が正しく生えてきます。 |
|
|